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ウルトラマンメビウス 第41話「思い出の先生」【特撮】 [レビュー・感想]

第41話「思い出の先生」
http://hicbc.com/tv/mebius/story/041.htm

マイナスエネルギーを探知して再び地球へやってきたウルトラマン80。一方80=矢的猛が教師を勤めていた桜ヶ岡中学校の教師・塚本は、廃校が決まっている桜ヶ岡中学校で最後のクラス会を開こうとする。かつての矢的の教え子で、「矢的先生が80なのだ」と信じている塚本は、マイナスエネルギーの調査に中学校へやってきたミライに「UGMの矢的隊員に伝えて欲しい」と、矢的を同窓会に呼んで欲しいと頼む。しかし80はミライに「あくまでマイナスエネルギーを追ってきただけだ」と首を振る。彼は教師の職を志半ばに捨てなければならなかった事を悔いており、そんな自分が同窓会には出席できない、と言うのである。
そして同窓会当日。中学校にマイナスエネルギーの怪獣が現れ、かつての教え子達の前に80が駆けつけた……!

いやーもー、いいお話でした! 感動し過ぎて泣けちゃって泣けちゃって。こうやって久し振りに感想のカテで書いちゃいたくなった位。
ぶっちゃけ、シリーズ半ばで矢的先生が学校辞めちゃったっていうかUGM隊員に専念するようになったのは「大人の事情」だったりするのですが。まさか21世紀のこんな時になってフォローが入ろうとは……!
80兄さんが教師になった理由が語られるのですが、そのくだりがもぉ素晴らしすぎて感動。だからこそ、それを諦めなければならなかったのをさぞ悔いていたのだろうなあ、と素直に胸を打たれる構成でありました。

私ぐらいの年代だと、再放送とか夏休みナントカ劇場とかそういうのでなくリアルタイムで接していたウルトラマン、というと、この80なのですよ。だもんで、もぉー30分ずっと胸キュンで見てました。
「先生に憧れて教師になりました」
「おやじのスーパー継いでます」
「三人の子供のママになりました」
クライマックスの「仰げば尊し」がねえ、また泣けるんだわー。
“硫酸怪獣ホー”が出現した理由も、きっとコノミちゃんの言った通りだと思うのです。

今日明日はたぶんレンタル屋に80を借りに行く人続出な予感。
でも80って置いてあるかなあ……(笑)。

【追記】
感想ブログめぐりをしてみましたが、ものの見事に「リアルタイム世代(30歳代中盤以上?)」と「おいてけぼり世代(10歳代後半~30歳代前半位?)」とで感想がまっぷたつに割れていたのが印象的でした。
「おいてけぼり世代」が言うには、「思い出とか言われても80知らないし」「メビウスほったらかしでつまんない」「80知らない子供は判らないよ」だと。特に、所謂「特撮イケメン」目当ての視聴者と思しきお嬢さん方の反応が面白い位に実に淡泊だった(笑)。

こういう言い方好きじゃないんだけど、今回、ホントにホントの今回だけはあえて言おう。
『思い出の先生』を楽しめなかった諸君らは実に可哀想だな!!
80年代にものごころシッカリついたガキンチョであった事がこんなに嬉しい事はないさ!!

それにね。
君ら、思い違いをしているよ。
予備知識なんかなくたって、本当によいものはよいのだ。
子供たちはそういう、「本当によいもの」を見抜く瞳をちゃんと持っているんだよ。
意味なんか判らなくてもいいサ。矢的先生を知らなくたって、大人になってから「ああ、あれはそういう事だったのか!」と、ハッと気付ければそれでいいんだ。
「子供は、難しい話は判らなくても、相手が自分に対して真剣に難しい話をしてくれている、という事はちゃんと判る。だから、子供相手にいいかげんなものを作ってはいけない。」
そう語ったのは確かトミノ監督だったか谷川俊太郎だったか。
『思い出の先生』はそういう話だ。
本当に子供でない者が「子供には判らない」なんて言ってはいけないよ。


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